9月27日のブログ記事にあるとおり、六壬神課で総裁選4候補者を占いました。それぞれの候補を六壬神課で占ったのは、選挙が行われる日の前で、ブログのアップも当日前にできました。
課式から、おそらくは総裁になるのは岸田さんか河野さんであろうと判断しました。なんとなく有利なのは元首課を得た岸田さんかといったところですが、それぞれの課式からは決定的なものが掴めなくて、どうもはっきりしませんでした。
河野さん、岸田さんの両者の接戦となることは、占うまでもなくTVなどで予想されていたところですが、総裁選をTVで見ながら、この度の六壬神課の結果はズレてはいなかったと思いました。
さて、それでもなんだかはっきりせず、気持ちのモヤモヤがありましたので、河野さん、岸田さんの決戦投票が始まったところで、今度は、急いで断易で両者を占ってみました。記録をしておいたものをアップします。
*河野さんは総裁になるか?
占った日:2021年9月29日
月:丁酉 日:庚辰 空亡:申酉
本卦:地火明夷 之卦:水山蹇
陰 酉 父母 子
陰 亥 兄弟 →戌
(世)陰 丑 官鬼 申
陽 亥 兄弟 申
陰 丑 官鬼 午
(応)陽 卯 子孫 →辰
※太字は動爻/化爻
用神は、名誉や難関を暗示する官鬼として占いました。官鬼は、卦の二爻と四爻についています。世爻でもある四爻の官鬼を用神としてとらえました。
官鬼のつく四爻 丑は、月健 酉とは休の関係。日辰 辰との関係は、十二運は墓に当たり、力がありません。東海林秀樹先生から教わっている光山流五行易の判断では共に土気で扶拱となりますから、こちらを採用すると日辰の影響はよいといえるでしょう。
しかし、初爻と五爻は動爻しており、忌神、仇神が活動を始め、連合して用神の官鬼に剋の影響を与えます。用神 官鬼の力は削がれてしまっています。また卦内に原神となる火気は見当たらず、後ろ盾や協力者の不在が見て取れます。
*岸田さんは総裁になるか?
2021年9月29日
月:丁酉 日:庚辰 空亡:申酉
本卦:風山漸 之卦:澤雷随
(応)陽 卯 官鬼 →未
陽 巳 父母 酉
陰 未 兄弟 →亥
(世)陽 申 子孫 →辰
陰 午 父母 寅
陰 辰 兄弟 →子
※太字は動爻/化爻
用神は、同じく名誉や難関を暗示する官鬼として占いました。
官鬼のつく上爻 卯は、月健 酉とは死の関係。日辰 辰との関係はそれほどの影響が見当たりません。いずれにせよ月健、日辰との関係はいいとは言えません。
卦全体は動爻が目立ちます。急展開を暗示しているのでしょうか。初爻は辰→子、三爻は申(動爻なので空亡としません)→辰と変化し、水局して水気が強くなります。また四爻は未→亥、上爻は卯→未と変化し、木局して木気が強くなります。用神の官鬼のつく上爻 卯は木気ですから変化をした木気と水気で強化されます。忌神の申、仇神の未も用神にとって比和や生に変化しているところをみると、寝返りもあったことを暗示しているというのは過言でしょうか。 いずれにせよ、関係者がここにきてどやどやと同調、加勢して投票をしている様子ととらえました。この解釈の仕方が教科書的に正しいかは、また本を紐解いて確認しないといけませんが、この卦を得たときに岸田さんが勝つのだろうなと思いました。
結果、岸田さんが総裁選を勝ち抜きました。
追記
9月27日にアップした六壬神課での占いでは、野田さんは返吟課であったとお伝えしています。返吟課は望んだこととは反対の結果が出がちですので、なにかと思い通りにならないと判断します。ところが、野田さんの占いでは十二支関係がよく出ていて、総裁にはなれなくてもかなりの善戦をするであろうと予想しました。結果、得票は一番少なくて、善戦と判断したことは外れてしまったと思いました。
さて、組閣。野田さんはそれなりのポストを得ています。あらためて10月4日に発足した岸田内閣でも留任され、内閣府特命担当大臣に名を連ねています。課式の十二支関係がよかったのは、総裁選のその後を何となく暗示していたのかもしれません。また、選挙前の候補者討論会などで野田さんは、少子化対策などの政策を具体的に語っていました。課式は、得票という数ではなく、実際場面での善戦を暗示していたのかもしれません。
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