紫微斗数占星術(しびとすうせんせいじゅつ)は、中国発祥の占星術で、三十六個の星を…、あるいは流派によってはそれ以上の星を十二宮に散りばめて判断する占いです。これを星曼荼羅と表現する方もいて、実にダイナミックな占いです。
下手な鉄砲、数打てば当たるといいます。吉凶共々多くの星を用いれば、いかようにも説明できます。明に暗に、虚に実に当たるでしょう。しかしこの頃は、先達の研究によって、説得力のある星を精査して用いる占いとなっています。
僭越ながらこの度看命させていただきますのは、1997年9月19日 千葉県生まれの女性です。ここのところ、随分とご苦労をされているようです。この先のチャンスは如何に!? 生まれた時間は分からないので、例えば丑の刻(午前1時~3時)に誕生されたとして占ってみました。
本来は、十二宮の命盤を示した方がよいのですが、ここでは説明のみとします。専門用語など、どうしても分かりにくいところがあると思います。そこは飛ばして読んでいただければです。
『命宮』
命宮 申宮に主星はありませんが、天姚星、天喜星が入っています。命宮の対角に位置する対宮(遷移宮)には、天同星(化権星)天梁星、紅鸞星が入っています。命宮、遷移宮共に桃花星が目立ちますので、随分魅力的な方であろうと判断できます。三合宮(命宮から左右まわりに五つ目の宮)に太陽星が入っているのはよいとして、巨門星(化忌星)陰煞星 地劫星 火星 天刑星も加会するのは心配です。社会的な関係性について注意が必要です。しかし、天同星、天梁星共に解厄の星といわれますから、これらの星の力に期待しましょう。
『大限(数えで15歳~24歳の10年運)』
酉宮 天府星 文昌星が入り、対宮に武曲星 七殺星 が入ります。才能を生かして積極的にことをすすめられる感じを受けます。加会する宮に天相星があります。人脈も広がることが期待できます。天府星や武曲星がありますから、お金に縁があるように期待したいところですが、大限の酉宮からみて、財を意味する宮に化忌星が飛びます。お金のやりくりに注意は必要です。
『歳運(1年ごとの運)』
2019年 亥宮 廉貞星 貪狼星 左輔星 鈴星 天魁星 天馬星が巡ります。これらだけでも突発的な大成功か大きな挫折かを暗示する星の組み合わせといわれます。
貪狼星、廉貞星共に桃花星ですから、魅力も増すことでしょうし、出逢いのチャンスも誘因されがちです。もともとこの方は命宮に桃花星を持っているので、益々となります。天馬星もはたらくことでしょうから、何かしらの境遇の変化がありえます。時に海外進出も起こり得るでしょう。対宮には煞星の陀羅星があり、また吉星の文曲星がりますが、貪狼星との関わりはあまりよくありません。またこの文曲星には、大限の宮から化忌星が飛びますから、名誉に関わることには注意です。
また、加会する宮には七殺星 破軍星といったエネルギッシュな星やこれまた煞星の擎羊星も入ります。紫微星や左輔星と右弼星も加会して揃いますから、何か引立てが暗示されます。それぞれの星を見渡すと、ある意味演者が出そろった感じを受けます。2019年は、前進力があって頑張れてしまうでしょうが、非常に慌ただしく落ち着かない状態となるでしょう。自ずと人脈も広がり、社交の機会も増えますが、桃花運の暗示が過剰です。華やかですが、出逢い運は注意の年です。
2020年 子宮 巨門星(化忌星)陰煞星 地劫星が巡ります。天刑星の加会も心配です。トラブル、対立、陰口、悪口、損失を暗示する星が揃っています。あるいは訴訟事もあるかもしれません。この方の子宮は官禄宮ですから、仕事、職業運に関することで凶暗示です。対宮に天機星(化科星)禄存星がありますが、どれだけ助けになるでしょうか? しかし化科星が化忌星を抑えてくれることに期待しましょう。
易経に曰く『吉凶動より生じる』とあります。凶暗示の時は、静かにしていたほうがよいでしょう。何かあっても無暗に喧嘩などを吹っ掛けないことです。辰宮の太陽星も加会していて、光を得られるように見えますが、その辰宮からみて太陽星には化忌星がついてしまいます。加えて天姚星、天喜星の加会もありますから、異性運は注意の年です。
2021年 丑宮 天相星が巡ります。対宮には紫微星 破軍星 擎羊星。天府星 文昌星 天鉞星 鳳閣星や分曲星 陀羅星 龍池星が加会します。煞星の加会はあるものの、吉暗示の星が見えます。2020年の嵐の時からすると、風雨がおさまり雲間から光が見えてくるように感じます。お金についてはあまり期待しない方がいいかもしれません。
因みにこの年には、大限は酉宮から戌宮に移り変わり、数えで25~34歳の10年の運を司る星は太陰星(化禄星)天空星となります。新たな10年は派手ではありませんが、精神性を高めることに縁があるかもしれません。芸能、芸術などクリエイティブなことにも力を発揮できるでしょう。頼りになるのは、女性陣でしょう。あるいは、別の意味でよい女性性が発揮されるかもしれません。
対宮の太陽星には化忌星が付きます。男性はあまり力にならないかも。または鬱には注意となります。大限の戌宮から寅宮の遷移宮に化忌星が飛びます。遷移宮は、対人や移動といった社会的な関わりを司る宮です。その寅宮には解厄の星がありますから大丈夫でしょうが、念のため社会的な活動は慎重に。運転や突発的な事故にも注意です。
2022年 寅宮 天同星(化権星)天梁星 紅鸞星が巡ります。加会する宮には太陰星(化禄星)天空星 天機星(化科星)があります。大限の宮から寅宮に化忌星が飛びますが、天同星、天梁星が解厄してくれるでしょう。寅宮は、移動を司る遷移宮ですから、念のため車の運転、突発事故には注意しましょう。対宮には、天姚星 天喜星と桃花星が揃いますから、出逢いがあるかもしれません。
2022年は、化禄星・化科星・化権星が加会して揃います。大限の宮からみても三星が揃います。吉暗示の多い年ですので、何か前向きなことが期待できそうです。
古い時刻については、子(23時~1時)・丑(1時~3時)・寅(3時~5時)・卯(5時~7時)…と亥(21時~23時)までそれぞれ一刻2時間として十二刻あります。1997年9月19日の女性の方でも十二パターンの命盤ができます。上記の例は、十二刻パターンの中の一例です。
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